こんにちは、Nozomi(@nozomix1986)です。
次女は生まれつき首に赤いデキモノがあり、産後すぐから病院を回り悩んだ結果先日手術を受け無事に切除できました。

生まれたてホヤホヤ♪首の端にある赤い丸の箇所です。
都内での病院探しから手術の決定まで、沢山悩み調べた経験から下記の内容をご紹介します。
同じようなデキモノがあったり、これから形成外科関連の手術を検討する赤ちゃんのママに参考になれば幸いです。
目次
意見が割れた診断
脂腺母斑か副耳か
脂腺母斑とは
生まれつきだったので里帰り先の福岡の総合病院で診てもらった結果「脂腺母斑」と診断されました。
脂腺母斑とは「ちょっと大きい赤いホクロ」という感じで生まれつき頭部にある赤ちゃんも多いようです。
脂腺母斑ですが、良性腫瘍と悪性腫瘍の場合と、成長と共に悪性腫瘍(あくせいしゅよう)になる可能性もあるとのことで、念のために良性か悪性かを調べる「生検」(一部を採って精密検査すること)をしました。幸い良性だったので、一旦成長するにつれてどう変化するか様子を見ることになりました。
副耳と診断される
その後順調に成長するとともにデキモノも体に比例して大きくなり1歳頃には周りからも「どうしたの?」と言われる事も多くなるほど目立ち始め、東京に一時帰国した際に病院で診てもらおうと病院探しを始めました。

1歳頃の様子
そして1歳半頃に診てもらった聖路加病院(計5軒目!)で初めて「副耳(ふくじ)」と診断されました。
副耳とは、赤ちゃんがお腹の中にいるときに耳たぶが形成されるときに耳の隣などに出来る「耳たぶと違う場所にできちゃった耳たぶ」のようなもので、次女の場合首なので副耳の中でも「頸耳(けいじ)」と呼ばれるようです。赤ちゃん1000人に対して15人の割合で発症するとの事。
三大病院を回って手術を検討
女の子で、かつ首という目立つ場所なので大人になって目立たないよう最前を尽くそうと病院を回って最終的には聖路加病院に決めました。
順天堂病院
次女が8ヶ月の頃はシンガポールで、かかりつけのニホンプレミアムクリニックの皮膚科の先生に一度診てもらい、先生の母校である順天堂病院を紹介していただきました。
子どももデキモノなどの場合は順天堂大学の小児科ではなく形成外科を受診します。
当日診てもらい早速手術の意思を聞かれその場でスケジュールを考えましたが、その年の冬には手術が可能とのことでスムーズにスケジューリングは出来そうでした。
ですが我が家からはアクセスが悪くこちらは見送りました。
国立成育医療研究センター
インドネシア駐在中に元看護師のママ友が教えてくれたのが成城にある国立成育医療研究センターです。
一度診てもらいたいと思いなんとか予約を取り付け受診出来たのですが、次女の場合は「緊急性が低いので手術出来るのは一年以上先」ということで、こちらでの手術は見送りました。
国内最大規模の子ども専門医療機関ということで、こちらの形成外科では特に「口唇口蓋裂」の赤ちゃんなどが最優先されるようです。
【注意】予約の方法
予約センターで事前に予約が必要ですが方法はコチラをご参照ください。
ちなみに形成外科は特に受診希望者が多く、予約開始時間9時にかけ始めても電話が繋がらず5分後に繋がった時にはその日の受付予約枠全て埋まってしまったりと、予約するだけでもとても根気が必要でした。。
緊急度や専門性の高い形成外科関連の手術が必要な場合はこちらでの受診を検討に入れて良いと思います。
逆に緊急度が低い場合は、予約に根気が必要ですし受診まで待つ必要もあるので、他の病院を検討されても良いと思います。
聖路加国際病院
本帰国後、東京のかかりつけ医に紹介状を書いてもらい聖路加病院を受診しました。
手術の意思も固まっていたのですぐにスケジュールを立ててもらいましたが、こちらも半年以内には手術が可能で長く待つことなく計画を立てることが出来ました。
当時次女は一歳半。切除手術は全身麻酔になるので心配もありましたが、まだ記憶が薄いうちにしておいてあげたいと判断してこの時期に決めました。
病院の1階にはスタバ、レストラン、売店、地下にもショップがあったりと、子連れでも気を紛らわせられる場所も多く結果的にはとても良かったです。
いざ手術
手術日までのスケジュール
聖路加病院を9月頃に受診し翌年1月に手術が決まりました。(首や顔などの傷は紫外線に当たると残りやすいと聞いていたので手術は冬を希望しました。)
全身麻酔術にあたって全身の検査が必要で12月末に丸一日かけて検査を受けました。
あとは風邪を引かせずに手術当日を待つのみ!!
手術
手術は朝9時開始で、入院は一泊二日でした。
前日の夜から食事や飲み物の制限があり、当日は朝起こさずにパジャマのままタクシーに乗せて病院へ。
麻酔のお洋服に着替えさせ、ママも手術室まで同行します。
先生が好きなオモチャを持たせてくれたまま吸引という形で全身麻酔をかけます。大好きなオモチャを握ったまま眠るようにゴロンとなった次女の姿を見て涙しましたが、頑張れー!と心の中でエールを送って手術室を出ました。
術後
約一時間程度で手術は無事に終わりました。
大変だったのは麻酔が切れて目覚めた後。覚醒状態だからか興奮して泣いて泣いて暴れて、私と母と主人の3人でなんとか落とさないように抱っこしました。
最後は抱っこ紐でなんとか落ち着き泣き疲れてまた寝ちゃいましたが、その後目覚めたあとはやっと普通に戻りました。
術後しばらくは水分のみで15時頃にやっと食事が解禁され、こちらの心配をよそにモリモリ食べました!

術後とは思えないくらい食べて安心したヒトコマ
最後に
現在(2歳)は傷跡も綺麗に首のシワと一体化して目立たなくなりました。
この2年で約5軒の病院にお世話になり、また乳幼児医療助成制度のおかげで入院も一万円の個室料のみで済み、先生方や国の制度に感謝の気持ちでいっぱいです。
この経験がどこかで悩んでいるママのお役に立てれば幸いです。
コメントを残す