駐妻の味方“Waris”代表に聞く「駐妻キャリア」の育て方

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Nozomi
今回は駐在中からお話してみたかった方へ念願のインタビューが叶いました!女性の新しい働き方を作る会社として日本でパイオニア的な存在の株式会社Warisの共同代表である河 京子さんにお話を伺いました。

下記の記事でもご紹介しましたが、本帰国後キャリアに悩んでいた時にWarisのキャリアカウンセリングを受けに行きました。そこで、多くの女性を見てきたベテランカウンセラーの方が、私がモヤモヤしていることやこれまでのキャリアについて話したことに対して、考えを上手にまとめてくださり、モヤモヤが晴れて今後の道標を作ってくださったように思います。

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Warisは“「はたらく」は、もっと自由で、もっと多様であっていい!自分らしさを実現できる「新しい働き方」を創る”というミッションを掲げていて、働く場所や働き方を模索する駐妻と親和性が高いと感じています。女性のキャリア支援の最前線で様々なチャレンジをされている河さんに「駐妻のキャリアの育て方」について詳しいお話をうかがいました。

河さんプロフィール
慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科卒業後、株式会社リクルートエージェント(現リクルートキャリア)入社。法人営業担当として顧客企業と個人のマッチングに従事。営業企画部門へ異動後、新規事業コンサルタントとして、大型採用を行う法人企業に対し、全体工程設計・運用、人材要件定義、採用コミュニケーションプランの立案などを実施し、事業拡大を人材の観点から支援。在籍中の2013年4月株式会社Warisを設立し、ボランタリーベースで経営に関わった後退職して現職。2016年より福岡に移住し新しい働き方を経営者自ら実践している。一児の男の子のママでもある。(引用:WarisHPより)

1.「駐妻」は中途採用市場ではどのように捉えられている?

ブランクはネガティブに捉えなくていい

Nozomi:駐妻時代は本帰国後にまた働けるのか不安でしたがいざ本帰国してみると最近の日本は人手不足もあって想像以上に門戸が開いているように感じました。実際のところ中途採用市場で「駐妻」はどのように捉えられていますか?

河京子氏(Waris共同代表、以下河):Waris創業からまもない2013年頃は離職期間がまだネガティブに捉えられていました。当時は企業側も離職期間が長い方やお子さんがいるなどで働く時間に制限がある方はなるべく避ける傾向があり、それもあってWarisを起業したというのもあります。

ですが人手不足という状況下で、国も女性の活躍促進に向けて動き出したり、働き方改革も進み、離職期間に対して目を瞑らざるを得なくなってきました。また優秀な人であれば働き方に柔軟性があって良いという流れにもなってきています。

大手で一年以上働いた経験があれば、ある程度ビジネスレベルもあり、自走できる存在と考えられるので中途採用市場の中で見劣りする存在では無くなってきています。

2.駐妻がフリーランスとして働くには?

自分に出来ることと出来ないことを整理する

Nozomi:Warisはビジネス系フリーランス女性と企業のマッチング事業をされていて、人事や広報などの文系職種経験者にフリーランスという道を切り開かれたように思います。駐妻が帰国後にフリーランスに転身するにはどのようなことが必要でしょうか?

自分は何が出来て、何が出来ないか”を整理できれば、フリーランスになる一歩です。もう一つ大切なのはセルフマネージメント力で、それは「断る力」だったり「自分でルールを作り、それを守れる力」です。

業務委託先を探している企業は何が出来る人かを見ているので、自分に出来ることと出来ないことをしっかり整理できていれば、自信を持って挑戦していってほしいです。

Nozomi:なるほど!駐在中にしっかり整理することが大事ですね。ちなみに最近は研修などで若い方が駐在する方も多く、若い駐妻も増えています。その場合、日本でのキャリアが短いことで本帰国後に働くのは難しいのでは?と不安になる方も多いのですが、そういった場合はどういった方法がありますか?

:今の日本は人手不足というのもあり、選ばなければ仕事は色々あります。事務、サポート業務など様々なポジションがあるので、柔軟な働き方が出来る会社でキャリアを一つ一つ積んで行くつもりで挑戦されると良いと思います。

就業経験がほとんど無い場合は大きめの企業に派遣などから入るのも良いと思います。ベンチャー企業だとしっかり育てられる環境が整っていない場合も多く、就業経験が無い場合は難しいかもしれません。

Nozomi:たしかに最近は派遣の時給も上がっていて驚きました。

:そうですね、時給を上げないと派遣でも人が採れないのが現状です。大手企業は、派遣から正社員へ切り替えをする場合も多く、一昔前の「派遣」のイメージとは変わってきています。

3.本帰国後に再就職を考える駐妻が駐在中にできることとは?

やってきたことを言語化する準備をしておくことが大事

Nozomi:駐在生活の最初の1〜2年は物珍しさもあって友達づくりや習い事に勤しむのですが、私の場合3年目入った頃からエネルギーを持て余し(笑)また働きたいと思いはじめました。本帰国後に再就職を考える駐妻が、駐在中にできることとは?

:お金をもらう仕事じゃない仕事、例えば家事や育児、またボランティアやPTAなど何でも、経験を体系立てておくと良いと思います。

これまで日本は仕事とプライベートを分け過ぎていましたが、家事育児もお金はもらっていないものの、改善を繰り返して取り組む立派な仕事です。それも「仕事」と捉え、スケジューリングやプランニングをし、自分で立てた目標に対して成果を出していく。

そして、その過程や成果を自己受容できることが大切です。また、そこで何を学んで何を活かせると思うかをまとめて、人に語れるように準備しておくことが重要です。

企業側もその人が離職中にどのように過ごしてきたかを知りたいので、「言うほどでもない」という考えは捨てて、自分がやってきたことをラベリングし、言語化していってください。そうすることで自信にも繋がります。胸を張って恥じずにPRして欲しいと思います。

4.ブランク明けの人材に重要視されるスキルとは?

自走できることが大事

Nozomi:主婦の仕事を「体系立てて考える」という発想がなかったので有り難い気づきで勇気をもらいました。企業側が離職明けの人材に対して求めるものはありますか?

:離職期間があるとはいえ、企業側は既にキャリアがあるという前提で見ているので「自走できる力」は重要です。

手取り足取り教えないとできないのではなく、どうすればいいかを自分で考え、分からなければ自分で聞きにいくスタンスが求められていると思います。

また「先回りして考えられる力」というのも同じく大切です。

5.今後東南アジアでの事業展開について

Nozomi:なるほど!「育児=段取り命」なところもあるので子育ても大事な経験ですね。先日、共同代表の米倉さんが旦那様のお仕事の関係でベトナムに帯同されましたが、ベトナムでもリモートでこれまでと変わらずに働くというブログを読んでさすがWarisさん!と思いました。今後、海外展開などの予定はありますか?

:もともと海外展開や駐妻向けサービスをやりたいとは思っていました。今回、米倉がベトナムに行ったことで、できれば展開していきたいと考えています。

ベトナムを中心に駐妻の皆さんとネットワーキングして、企業からの案件をチームで受注する、といったことや、ゆくゆくは、駐妻や現地のスタッフと共にBPOサービスを提供していくなど検討していこうと思います。

また、翻訳などの短納期な納品作業において、時差を利用したビジネスも展開できると考えています。例えば海外で夜に納品したら日本の昼には着いているようなイメージです。翻訳など最短で納品が求められる仕事を、時差のある海外に発注することで最短で対応完了してもらうことが出来ます。またフィールドリサーチのニーズもあるので、そういった案件にも対応していきたいです。

Nozomi:才能を持った駐妻の方は大勢いらっしゃるのでぜひ! Warisさんのますますのご活躍、応援しています!お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

さいごに

最後に河さんオススメの本を教えていただきました!
私も拝読しましたが、「リーダー」や「プロ」とは何かについてはもちろんですが、自分が自分自身であることをOKと認めることの大切さを「自己理解」や「自己受容」というキーワードをもって説明されていて、私自身とても勇気付けられました。また、ブランクを「キャリアの空白」と思わず、家族などのコミュニティの一員として自分の能力を発揮し貢献することと考えれば「大切なキャリアの一ページ」と捉えられている所など、まさに駐在期間中にモヤモヤする気持ちを払拭してくれるような一冊でオススメです。


リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)

Warisについて
公式HP(https://waris.co.jp/)
個人向けサービス
Warisキャリアセッション(キャリアカウンセラーによる60分の個別相談)

Warisプロフェッショナル(フリーランス女性と企業のマッチングサービス)
Warisワークアゲイン(女性のための再就職支援サービス)

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